せいがい造りのサッシ工事

新潟市西蒲区の旧西川町で築100年以上のすばらしいせいがい造りの家の広縁のサッシ工事をさせて頂きました。

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元は1本のレールの木製の雨戸だったものが、アルミ建具と言われるものに交換されていましたが(良く有ります)
旧戸袋を利用した1本レールだった為、網戸の取り付けができず
夏は戸を開ける事もできない為に暑く、冬は隙間風で寒いという、見るからに見事なケヤキ造りの和室に不似合いな住みにくい家となっていました。

今回はアルミ建具と1本レールを取りはらい外付タイプのペアガラス用のアルミサッシを取り付けますが
100年の期間が柱とか木部のねじれや狂いを生じさせているので、現場合わせで綺麗に平面を出して頂きました。

当社のお客様の小林工務店様の見事な腕前です。
いいー!仕事してますね!!なんでも小林様のおじいさまの親方の仕事だそうです。

和風の造りでは必ずですが東向きの6間、つまり10.9mもの大きなサッシ戸になるので遮熱と断熱対策で12m/mの空間層のLow-Eペアガラスを採用頂きました。

お客様の要望で見事な木製の雨戸の戸袋は残させて頂きました。

これも100年前の物だと思われますが、本当に素晴らしいですね。
あまり見事な建物と大工さんの腕前だったので紹介させて頂きました。

 金澤 伸